放浪息子(5) ★★★★★
今、「続きが非常に気になる漫画」と聞かれて筆頭に挙がってくる漫画のひとつに間違いなく志村貴子先生の漫画があります。
どこか不完全な成熟していない人物達が織り成す物語が読んでいて心地良く、他の漫画でなかなか味わえない読後感が魅力のひとつでしょう。
今巻から二鳥達は中学生になりましたが、二鳥、高槻、千葉はギクシャクしたまま。
女の子になりたい少年・男の子になりたい少女、という自分の少年時代には考えたこともなかった設定ながら、思春期特有の雰囲気が感じられ懐かしさすら覚えるのは相変わらず、さすがとしか言いようがありません。
中学に入学ということで新キャラも増えました。
同級生の更科千鶴は味のある変人で好きな系統のキャラですが、その友人の白井桃子は肌にあわないなぁ。
登場人物も着実に成長していて、二次性徴の兆しが表れてきました。
この物語の根幹に関わる部分なので、今後の展開が非常に楽しみです。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/06/26
- メディア: コミック
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