「AVでハァハァ」できないこともないAV機器漫画 - でじぱら(1)




でじぱら(1)/高木信孝
(Amazon)


別にいかがわしい内容ではないのに、これは普通の書店で買うのに抵抗がある表紙ですね。
オビが「AVでハァハァ」、裏表紙はオビで隠れているものの下着姿の女の子3人が寝転がっているイラスト。
そんなオーディオヴィジュアル・デジタル家電漫画です。



高木信孝先生と言えば、百合要素が真髄だと認識しているのですが、ヒロインのまれはが同じ部のてまりに対して百合要素が少しだけ見られるに留まっているのは残念。
いいな姉くらいのキャラが一人はいないと、何か物足りないですよ。



この漫画は、主人公の松下けんじの使っていたラジカセが寿命で壊れ、そこから妖精が現れて何故か大学のサークル・AV倶楽部に入部するという漫画。
松下は普通の大学生でAV機器に詳しいわけではなく、部の三人娘に振り回される展開が主です。


私は現職は仮にもパソコンショップ勤務ですので、ある程度の用語はわかるので楽しんで読んでいます。
家電に関してはほぼさっぱりですし、プライベートでPCが趣味なワケでもないのでわからない部分は多いのですが。
主人公が詳しい人間ではないので、話の大筋はディープになりすぎていないのですが、それでもラブコメと割り切って読むのはツライか?
まれはのツンデレっぷりだけで楽しめるかどうかが勝負の分かれ目ですかね。デレなんてほぼ皆無ですけど。



裏表紙といい、一話の冒頭といい、扉絵といい、あざといサービスシーンが多い。
各話の扉絵なんて、妖精のゼータ以外は下着姿ですよ!
「AVでハァハァ」できないこともない!?



表紙をめくったら、カラーで下着。
しかしながら、自室で下着でお菓子を食べながらテレビを見ている娘はどうかと言われれば、即答できかねる。


 
てまりは艶っぽい。メガネっ娘だからか!?
下着+映像機器は即答できなくとも、下着+音響機器は好きだと言えるのは何故だ。
新たなフェチでしょうか。



松下のPCを買う時のまれはが熱すぎます。



そうそう、多少の金額の差よりも気に入ったものを選ぶべき。
安い買い物でないもの、長く使うもの程、愛着の湧くものを。
接客トークで良く使ったりします(笑)


それはPCや家電のみならず、服なんかでもそうですよね。
気に入ったものは多少高くても買うなぁ。買う、と決めるまでが長いんですけどね。



いやいやいや、言いすぎだってば!商魂逞しすぎるよ!
第一声が「どれだけ安くなりますか?」というのは勘弁してください。そもそも安くできないものもありますし。
本当に不思議なんですが、家電製品やパソコンなんかは値切る人が多いのに、その他の製品・特に服飾関係で値切る人を聞いたことがない。
あとは初期不良品以外で返品・交換を希望する人の多いこと。
不思議だ。



熱い!
基本かどうかはわからないが、買い物が趣味のイチ消費者として、共感せずにはいられない、否定できないッ!



松下の部屋の家賃や、バイトをしているとは言え部員の金の使い方やら、突っ込みたい所は多いですが、気にしない方向で。



でじぱら 1 (電撃コミックス)

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