レモネードBOOKS(2)
本オタクな男の子と普通の女の子のカップルを描く漫画の2巻。
山名沢湖先生の漫画はハマると他の本も読みたくなる雰囲気が良いです。
この漫画に関しては身近なことがモチーフなので、ふんわりしているというか良い意味でぬるいというか。
本好きならば少なからず共感する部分があり、そうでない人には本好きな人の考えの一部を知ることができるかもしれない漫画です。
同じ本好きであっても「そういう考え方もあるんだ」という点で見方が広がる。
「読みたい本が手元にあると安心する」というのはとても共感する部分なのですが、他のモノ(作中では森沢さんにとっての洋服)にも同じことが言えるということに、違う趣味の人とのコミュニケーションの一端を見た気がします。
何となく解っていたことでも、言葉にしたり文章化したりすると理解が違いますものね。
21話での「本は二人じゃ読めない」「読み終わるまで共有できない」といったことは普段気にもしないし、当たり前のことながら考えたこともほとんどなくて、新鮮なエピソードでした。
- 作者: 山名沢湖
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/12/16
- メディア: コミック
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