コミック版「ふたりはプリキュア」の刊行を!



ふたりはプリキュアスプラッシュスター(1)/上北ふたご 原作:東堂いづみ(Amazon)


ここ数年、時間がなくてアニメを本放送で観る習慣が無くなってしまった私。
例によってプリキュアも本放送は観てません。
それでもコミック版は単行本をちゃんと買って読んでいるのです。
で、逆流してレンタルでアニメをチマチマ観ている感じでして。



面白いんですよ、プリキュアの漫画は!
アニメを観ていなくても楽しめるのは当然ながら、漫画そのものとしてもデキがいい。
特にコミック版「スプラッシュスター」が好きでして、2巻を心待ちにしています。



今回、プリキュアの漫画について書いているのはたまごまごさんから2巻の発売が危うい、と聞いてこのエントリを見たから。

とても評判の高いアニメのコミック版ですが、第1巻はあっても第2巻は発売されずに封印されそうなのです。(たのみこむ)
たまごまごごはんさんより】


ふたりはプリキュア Splash★Star 上北ふたご版コミック第2巻の発売!たのみこむ
ふたりはプリキュアスプラッシュスター 2復刊ドットコム



昨年年末に「映画版スプラッシュスター」のコミックスも発売され、2巻を楽しみにしているのですが、これが本当ならショックはあまりにも大きい。
そして、無印からの単行本未収録分がかなりあるというのも事実。
単行本待ちのファンや、本来の読者層である少女達でも未読のファンが多いことでしょう。
かくいう私も未読な人。



スプラッシュスター」の漫画は、まさに「子供から大人まで楽しめる」良い漫画だと思うのです。


女児が読んで楽しめるよう作られている為か、(少し画面が重い印象はあるものの)見せ場はド派手で判りやすい。
それはバトルはもちろんのことながら、それ以外の演出も目を見張るものがあります。



例えばこのページ。
個人的にはこのページは大好きでして、前後の展開もありますがこれ1枚でも胸に訴えかけるものがあります。
上北先生の「プリキュア」は漫画ならではの良い演出が溢れていると感じられてなりません。
反面、詰め込み過ぎてるかな、と感じることもありますが、それは些細なこと。
その密度・濃度の高さには圧倒される程です。
とても女児向けとは思えない程のパワーが凝縮された漫画なのです。



そしてプリキュアといえば「友情」であり、その見せ方もやはり低年齢層を読者としているため、伝わりやすく良いものとなっています。
信じることが力となり、ふたりで力を合わせることで前に進める。


信頼し、衝突しぶつかり合い、手を繋ぎ、寄り添うふたりの姿に友情を超えたものを感じずにはいられず、それは百合好きでなくとも”百合”を感じるのではないでしょうか。
百合フィルターがかかってますか、そうですか。
それでも、誌面から感じられる”友情”の描き方は並大抵の友情ではなく、それが読者に与える大きな力であることは紛れも無い事実。
いや、だからこれを百合と言わずして、何と言うんだ!と言いたい。言ってますけど。



1巻の終わりが、気持ちの通じ合った満と薫と引き離されるものであり、その右下の「第2巻につづく」の文字とともに2巻への期待が膨らむというもの。
こんなに先が気になる引きで、2巻が発売されないのはなんとも辛い。


スプラッシュスター」単体での2巻の刊行が難しいのであれば、今までの未収録分を併せて1冊にして発刊するのも良い案だと思います。
むしろそっちのが良いかも。
アニメで「Yes!プリキュア5」が始まりましたが、新シリーズが始まったことでお蔵入りなんてことにならないと信じています。


漫画オタクである私は先が読みたい一心ではありますが、続きを待ち望む子供達を裏切らない為にも、この漫画は続きを出して欲しいものです。



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