漬物ハーレム4コマ漫画 - うめぼし(1)



うめぼし(1)/小池田マヤ(Amazon)


先月末に買って積んであったのを読了。
アメリカからの帰国子女の主人公が、女の子3人が店子のギャラリーの管理人になるハーレム4コマ漫画。



主人公の桜沢杏(おうさわあん)は、幼少時の両親の離婚の時に父と一緒に渡米。
しかし大学を度々落第したことで、日本のギャラリーの管理人として父親に強制帰国させられるのでした。


そこで出会ったのは、着物の似合う高校2年の落語家の卵・東雲真朱(シノ)、お茶の先生で既婚(旦那は借金作って逃げた)の根岸海松(ミル)、日本画家で背が高いメガネっ娘常磐翠(トキワ)の3人の可愛い店子の女の子。



杏は情緒不安定になると漬物を漬けだす性質で、帰国子女で日本の文化に疎い杏とそれぞれに別の”和”の要素を持つ3人の女の子との生活の中に”和”の心を見つけていく漫画…だと思ったらそれだけではなかった。
漬物を中心に和心を発見する要素がこの漫画のひとつの柱ですが、それに加えて、主人公の杏がモテて猛禽というハーレム漫画としての面。



情緒不安定なところがありダウナー系だがネガティブではない杏は、”猛禽”です。
「臨死!江古田ちゃん」を読んでいるならお馴染みなこの単語。
要するに杏は、女好きで手が早いわけです。
そういうこともあって、杏はモテます。ムキーッ!


これだけならただのムカツク主人公なハーレム漫画ですが、「杏は熟女萌え」という設定があり面白い漫画となっています。
ストライクゾーンは40〜50代。日本でできた彼女とは不倫中な仲。
でも若い女の子にも手を出すよ。
この主人公に好意を持っているシノが不憫でならない…


アメリカにいた頃の杏は相当に遊んでいて、その時の女友達が来日したりと益々ハーレム漫画としての様相を呈してきています。
「店子には手を出さない」という約束事があるけど、手を出そうとしてるからなぁ、この主人公は…



「和心発見&堪能4コマ」とオビで謳っているように、毎回、漬物の漬け方や料理のレシピがあるのも特徴。
猛禽主人公が漬物好きで、母親の漬けたうめぼしが精神安定剤という設定はアンバランスな感じがしますが妙に味があって良いかと。
モテまくって手を出す主人公に嫉妬はしますが。



うめぼし 1 (ヤングガンガンコミックス)

うめぼし 1 (ヤングガンガンコミックス)