FLIP-FLAPが終わってしまった…(アフタヌーン 6月号)



アフタヌーン 6月号(Amazon)


FLIP-FLAP」と「しおんの王」が今号で最終回。


四季賞作家の和田依子先生の「電脳アフロディテ」が読切です。
性別転換するセクサロイドのコメディで、情があるかと思いきや、存在意義がセックスだけにどこまでもエロネタなのが楽しいですね。


で、次号、7月号ですよ!
4本同時新連載って!こないだ3本同時新連載したばかりなのに。
何があったんだアフタヌーン。すごいぞアフタヌーン
木尾士目先生の新連載が子育てものらしく、非常に楽しみですよ。

FLIP-FLAP / とよ田みのる


ああああああ、終わってしまったー!!!


4話目にしてまさかの最終回。読切含めても5話分と早すぎる完結。
毎回震えさせてもらいました。
人気はあったと思うので、短期連載は決まってたんでしょうね。
ピンボールに打ち込む男女のラブコメ、と斬新で面白い漫画でした。
それだけに長期連載向きの内容ではなかったとも思います。


ピンボールに深く打ち込む深町くんは熱く、その熱さはギャラリーにも伝播。
ピンボール台とその周辺という狭い範囲で、それ以上に深いところへダイブして広がる内面の世界。
熱い熱い!


単行本6月発売、とよ田先生は次回作の構想に入っているそうなので楽しみに待ちます。

ヴィンランド・サガ / 幸村誠


毎回面白いわけですが、今回はいつも以上に神懸かってた!


ラグナルの死で色んな方向へふっ切れ、人が変わったようになったクヌート王子ですが、トルケルやアシェラッドに一歩も引かず会話。
その姿は王家の風格と凄み、達観と諦観やその他様々なものを感じさせる雰囲気を纏っています。この変わりよう!
命など惜しくない、死など怖れない。
だからこそ動けることがあるんですが、危うくもあるよなぁ。


しかし、これで出来た最強の軍団には震えずにはいられませんでした。

オクターヴ / 秋山はる


めちゃめちゃ良い百合展開してるじゃないですか!


アイドル→解散→地元に居場所がない→再び上京、というコンプレックスの塊のような雪乃が節子と関係を持ってしまったのが前回まで。


顔を合わせないようにしつつも気になり、節子が男と一緒にいるのを見て不安が溢れ出します。
好きという感情でないのかもしれない。でも気になって仕方がない。
もう、こうなったら考えっぱなしですよね。好きの反対は嫌いじゃないんだよ、無関心なんだよ!
誰も関心を持ってくれない、見てくれない自分を見つけてくれた。好きになってくれた。
こういうのは良いですね。後ろ向きなのが少しでも前向きに変われる。


次以降どういう方向に展開していくのか楽しみ。