今月のYOUNGKING OURSの「惑星のさみだれ」 (6月号感想)



YOUNGKING OURS 6月号(Amazon)


ちょっと遅くなりましたが、「惑星のさみだれ」の感想のみー。
今連載されている漫画で私が一番楽しみにしている「惑星のさみだれ」です。
ネタバレあります。



惑星のさみだれ / 水上悟志


今回は総毛立ちました。
震えないわけがない。


太朗が、太朗がぁー!


騎士の契約の報酬が「花子の、瀕死からの回復」だけに死亡フラグバリバリだったんですが、それが語られてからあまりにも早い退場。
冒頭で太朗と花子がラブコメばり青春をしていただけに、読者としても結構ショックのデカイ展開でした。
いや、ここ数回の語られ方・掘り下げ方を見れば十分予想し得る展開だったと言えばそうなんですが。
それでもこの死亡と発動が同時になされる展開は熱すぎる。


惑星のさみだれ」は登場人物が多く、そしてしっかりと死にます。
その死に様は熱いの一言。
誰かを守り、何かを遺していく。
残された者に志や望みを託し、それは受け継がれていく。*1
だからこそ熱くて涙が出てきます。


騎士の従者の存在は、生きている時は当然のこと、死にゆく時も一人でないことを感じさせてくれます。
死の際において一人じゃないから足掻くことができ、その死に様は熱いんです。


しかしまぁ、太朗はカッコ良かったわけですが、花子だよなぁ。
一緒に死ぬものだと思っていたところに、太朗の願いで死を免れたという。
彼女の心の内は複雑だろうし、感情の薄かった花子がこれからどういう行動を取るか。
見逃せません。




*1:誰かが死ぬことで誰かに影響を与える、という展開が続くのであれば、風巻さんが死んで茜が騎士側になるような気がします。