惑星のさみだれが熱すぎて泣けるんだ…

連載で1度読んでいるのですが、改めて単行本で普段の倍以上の時間をかけて噛みしめる読みました。それほど面白い傑作。
あと1巻で完結ということで、クライマックス直前、過去の話やアニムス戦前の描写が静かながらうちに滾るものを感じます。
アニムス戦の、未来を守り未来へ繋いでいくかのような感覚に泣いた。
伏線回収が見事なのも震えます。
連載は惑星を砕く物語の最終局面で毎回身震いする展開なので、最後まで楽しみすぎる!


Togetter - まとめ「惑星のさみだれ 風巻さんが茜に出した「宿題」の答えとは?」
面白い作品だから、考察や話し合いが面白いのです。参加したかった…水上先生ご本人の発言が追加されとる…


河内遙さんの単行本では一番好きだったりします。
4コマ誌連載らしい柔らかさ、ご飯ものという心地良さが気持ちいい。
一般的ではない生活ながら、日常感溢れる心地良さ。
おでんの話のお姉ちゃんと、1週間連続クリスマスのダメな大人な話が好き。


発売日に書店に行ったのですが、絶望先生と全く違う棚に置かれていて絶望した!
もちろん絶望先生紙ブログと併せて読むと面白さ倍増。覆面が増えた裏話とか。
絶望先生よりも毒少なめな久米田原作とヤス作画の可愛さで、テンポの良い会話と女の子のかわいさを楽しめますね。


連載で衝撃すぎたエデンの檻ネタは単行本で読んでも面白いのですが、絶望先生だけを読んでいる単行本派には優しくないなぁと思ったのでした。時事ネタ多いから、そういうことは100万回言われてますよね。すいませんすいません。
今巻のかきおろしは、紙ブログの天使の話が切なすぎる…


いきなりマクロスパロが始まって、巨大合体ロボものになった時と同じように大笑しました。
しかしながら、全編にパロやギャグが散りばめられているので、読んでいて普通に馴染んでシリアスなストーリーの邪魔になっていないどころか、むしろ自然だと感じるのが凄いと思ったものです。熱い!


基本に立ち返って、初期のようなショートギャグ多めでやっぱり良いですね!
ストーリーも好きなのですが、1ページ単位1話単位のナンセンスでシュールなギャグが大好きすぎる。じわじわくる。
C組をメインに意識して作られてるのかなー、と感じました。C組以外のキャラも今まで描かれてきただけあって、出番がちょいでも凄い存在感。
D組は南条の出番が多めだった気がするのですが、犬神とのやり取りが少しで悲しい!