今月のオクターヴが面白かったのですが、今週読んだ単行本のみ感想。


ゲーム会社ネタや人間関係の変化ももちろんですが、同人誌即売会への企業ブース出展や女子社員だけでゲームを作る企画などといった新しい仕事が色々と舞い込むのが職業ものの漫画として面白いのです。
女の子企画は長くかかりそうな話だけど、ゲボキューがメインで参加するわけではないので並行して連載に上手く組み込んでいくのでしょうね。
個人的には、大量の積みゲーを休日に何からやろうか考えてメンドくさくなった話がグサりとくるのでした。
作中の「ゲームはやりたいからやるもので…義務になったらおしまいだ…」のセリフは確かにそう思う。
自分の場合はしばらく離れてみて「やっぱり好きだ!」ってなることが多いのですが、離れてる間の分がまた積まれるので諸刃の剣。


完結。
有希の影響で先生の人見知りが少しずつ良くなっていくのと、二人の距離が縮まっていくのが良いです。
有希はお母さん化していったのだけど、それだけ見ると良い影響なのかどうかw
でも、そういう過程があっての恋愛感情の自覚はよりニヤけると思うのでした。
欲を言えばもう少し先まで見たかったですね。


舞とヒロちゃんの過去の重要な出来事も明かされて、舞の元々の性格の押しの強さやヒロちゃんの猫が脱げてきたりと、大いに進展があって面白い巻。
進展ってか、告白ですね。それもズレてて認識が若干すれ違うのがらしい。
電話をするためのプライベートな時間の確保方法がまたニヤけるのです。
あとのハードルは父親に認められることだけになるのかな。


何度読んでも面白い構成の上手さは7巻でも。冒頭の話とオチの絡め方が心地良いです。
身近なことが話の主題だったり、時系列が連載順でないくらいに1話1話だけで楽しめるのが良いんですよね。
個人的には歩鳥と紺先輩の関係が好きすぎるので、「秋まつり」や「時は待ってくれない」で仲良くしてたり本音を話せたりしているのが大好き。


ハイスピードでテンポが良く、流されるような勢いで読めるコメディで好きなのです。
が、あとがき漫画で「プロトタイプである4コマ版が引くほど売れなかった」とあって心配になったので、応援するしかない。(しかし、連載で読んでいたので私もしばらく積んでしまっていたのであった)
そういうわけで一番の主役どころのマコトを差し置いて、表紙のセンターが黒髪メガネのリエになっているという政治的判断。
黒髪メガネで割と勉強はできない(しかも1巻の前半は足を骨折してたので動き回れず)なリエも好きなのですが、愛知県民としてはやはり金髪白人でありながら生粋の名古屋弁を喋るエリーが好きなのです!ベッタベタな名古屋弁!おバカだし。
漫画であまり名古屋ネタは見ないのよね…