週末漫画感想

百合漫画は腰を据えて読みたいなぁ、と思っているうちになんだかんで読めずに積んだままになってます。
百合姫とか雑誌では読んでるから…でも4コマ漫画は雑誌買ってるのに気楽に読めるのでサクサク読んでいるのであった。



毎度ながら起承転結が上手い構成だと思う。
親がみんな良いキャラしてるわけですが、千葉氏母が女子高生時代にセクハラしてたのはあかりちゃんに違いないとニヤリ。
描き下ろしの佐藤千葉の仲の良さととあとがきの矢部ひとにもニヤリとしました。



様々な人間の思惑が交錯している話であり、また、連載中にあった実際の出来事の組み込み方が上手すぎる。まさに卜部の「タイミングが良かっただけです」だけではない構成力だと思います。
現実の厳しさに夢を諦めそうなっても何とか踏みとどまらせる熱さが魅力ですが、月山ちゃんの失いかけてる自信がどうなるのか気になるところ。



変わらぬ熱さと名言の多さに震えます。
2年になって成長が目に見えて頼れるところは前巻から引き続きですし、太一の試合も信頼やら様々なものが詰まってて熱かった。
個人的には、ヒョロくんも諦めない同士だということを太一が思っているのが嬉しかったですね。



この肩の力の抜けたダラっとした感じあ良いのですが、今巻は部屋やバイト先だけじゃなくて関さん関係で女子3人やら花見やらのテリトリ外でもまったりしてて良かったです。
後になって登場したキャラの身内への馴染ませ方が上手いと思うです。



和菓子職人が題材で知らない世界なので興味深く面白い。
男性人気が歴代の主人公の中でも低いとのことですが、ストレートなアホさはいっそ清々しいです。
牡丹ちゃんが可愛いし、萩くんの負けず嫌いなところや素直じゃないとこなんかの伝わりにくさへの牡丹ちゃんのフォローが良い感じ。



晩年の綱吉の心中に胸が締め付けられました。代替わり時は色々な思惑が交錯して、物語として面白いけど、辛い。
7巻へのヒキを見て、もっと日本史勉強しておけば良かったと何回目かわからない後悔をしました。