「鉄道少女漫画」など最近読んだ本の感想

鉄道少女漫画
鉄道少女漫画
posted with amazlet at 11.02.01
中村 明日美子
白泉社

待ちわびた久しぶりの新刊!一応全部雑誌で読んでいたのですが、途中まで鉄道で統一されてると気づかなかったくらい鉄道との絡め方がバラエティ豊か。
愛情模様もまたバラエティ豊かで、切なくなるものもあれど読後はどれも胸があたたかくなります。
自分が百合好きなのもあって、楽園1号の話の「乗り換えませんか」のセリフが一番好き。
あと鉄道模型の話のあの空間の人間関係がもう堪らない良いですね。


面白すぎて胸が張り裂けそうなのに、胸が張り裂けそうなくらい読むと苦しいので読む勇気が出るまでに1月かかってしまいました。凛花掲載分までは雑誌で読んでたのに、切なすぎて。
サエコさんも片想いと明確になって、メインキャラ全員片想い、しかもほぼ全員クリティカルなダメージ受けててもう!
薄々は気付いてても目の当たりにして愕然とした描写が切ないです。
爽太とサエコさんのお互いに裏をかきすぎて裏目に出てるのが見事な面白さ。
他人の恋愛は面白いけど、本当苦しくなるくらい面白い漫画だと思います。


明るく可愛い変態漫画で素晴らしい!
ドMじゃないけど、自分の中のMっ気がモリタが羨ましすぎると言ってます。
天然ドS処女の彩さんは凄い女の子だと思っていたのですが、描き下ろしがぶっ飛びすぎてて色々納得しました。
それにしても可愛い漫画だなぁ。


相川先生の魅力のひとつであるところのダークファンタジー!
影に飲まれるor使役する、というのは割とあるものですが人の熱を力に変える設定、戦闘中でも熱のやり取りが関わってくるのは面白いですね。
比較的明るめな「ミミツキ」と同時連載なためか、相川先生の魅力のひとつであるシリアスシーンにコミカルな要素というのがほとんどなかったのは残念。周囲とキャラと比較してしまうのもあってか主人公の性格が影薄く感じてしまったけど、全員何かしら心に傷持ってる感じですし、まだまだ謎多いですし次巻以降も期待。


最後まで肩の力を抜いて安心して気楽に読める百合漫画でした。安心のガチ姉妹百合エンドで胸が温かいです。
が、いくらコメディとはいえ後日談は予想以上だったw


バレンタイン・ホワイトデー話とそれから繋がる描き下ろしの昔話にグッときました。学生時代の話は切ないなぁ。軽そうにみえて軽く流せないのが榊先生の良いところですね。
これからも何十巻と続いて欲しい。


積みっぱなしだったものの、どんな内容かは目にしないようにしてたので、すごく驚かされました。意表を突かれた感じ。
既刊でもヤマシタトモコさんのコミカルさは垣間見えていたのですが、ギャグをここまで全面に出したのは初めて読んだので衝撃は大きく、腹を抱えて笑ったものです。
全裸が普通になってしまってたり、それだけでなくドMも併せ持ってたり、都合の悪いことは耳に入らない女子フィルターとか面白すぎ。