「プリキュアおはなしブック」など最近読んだ本の感想

上北ふたご先生のプリキュア漫画は最高です。
尺が違うから展開も若干違って、アニメにはない描写があったりするのが嬉しいですね。
ラストのデューンとの対峙はアニメを補完するような感じもありました。
つぼみのこころの花が出てきたのは予想外で私のこころの花も満開になります。
それにしてもふたご先生のプリキュア漫画は全部単行本で出して欲しいなぁ…


丸宮家の血縁の話はヘビーですよね、と思ってたらそれをクッションに明かされる高杉家の秘密とより家族の絆を深めていく流れが秀逸ですね。
マグロの話読んで二人にはずっと家族でいて欲しいと思ったものです。
それにしても温己は真面目すぎてスライドはないだろう…
一方でヘボご飯の時の真面目で地道なところが魅力でした。


面白かった。
真相が解明されるあたりは少し駆け足な感じもしたけれど、エピローグと独白もあって人間関係、大切な人への感情と行動が見所ですよね。
描写は倫理のタガがいくつか外れた感じで人を選びそうだけど、続きの新シリーズも楽しみなくらいに好き。


妖怪好きとして堪らなく妖怪が可愛い漫画でした。
さっちゃん家のオチが良い感じに酷くて二段オチなのが面白く、良い話。
ギャグ漫画のオチの話を作中でしてただけにオチ付きのラストは見事だと思います。


欲望に忠実にエロかったりする一方で、みんなが最終的には告白をしているという自分の気持ちに素直になれたのが良かった。
素直すぎてやや引いてしまう言動もありましたが。傷心旅行はそういったところとのギャップも良かったです。


すごい。奇跡の確信、圧倒的力を手に入れた慢心でこのままでは弱くなると思ったこと、この2つが今巻では特に印象に残りました。
奇跡を確信することで奇跡が起こった未来を引き寄せることで、奇跡や覚醒が連続しても「そんな無茶な!」とはそこまで思わせない力技とも言える疾走感がありますし、王道らしくないけど王道で熱い。