今一番HOTな修羅場。アトラス初のHD機ゲーム「キャサリン」がクセになる。


どうも、アトラスファンのLITです。
キャサリン発売されましたね!


キャサリン
キャサリン
posted with amazlet at 11.02.18
アトラス (2011-02-17)


キャサリン
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アトラス (2011-02-17)


昨夜は5時間くらいぶっ続けでプレイして、気づいたら4時でした。
面白い、面白いよー!
第5夜の2層まで進みました。
難易度はイージーなんですけどね。
というわけで、ネタバレなしの所感。



「キャサリン」はアトラスゲームの歴史を変えたかもしれません。(周囲で流行ってる言い回し)
アトラス初のHD機のゲームというのはもちろん、新鮮でどことなく懐かしくもある面白さがあります。



「キャサリン」は修羅場ホラーゲーです。パッケージ裏にも書いてあります。
公式サイトでPVを見て頂ければどういう雰囲気のゲームかは一目瞭然かと思いますが、端的に紹介すると、
恋人である三石キャサリンに結婚を迫られている主人公のヴィンセント(山寺宏一)が、運命的に好みな沢城キャサリンと酒で記憶はないけど関係を持ってしまった
、というアダルトで修羅場でホラーなゲームです。
キャサリンが二人いるからややこしいですね。

昼間は昼ドラな修羅場

基本的に、昼→夜→深夜の悪夢の3パートで構成されているゲームです。


うち、昼がPVで使われていたようなアニメーションが多用されたパート。
アニメとポリゴンでモデリングされたキャラによって物語が進みます。


フルボイスで選択肢もほぼなく、自動で進むムービーを観ているようなパート。
それだけに二人のキャサリンがニアミスしそうになった時の緊張感は物凄く、手が出せない恐ろしさを孕んでいます。
個人的には、悪夢パートの怪物よりも怖い。
げに恐ろしきは生きた人間よ…


このゲーム、選択肢によって天秤のような赤と青のメーターが振れ動くのですが、昼間のパートで度々出てくるんですよね。このメーター。
針の位置によって展開変わりそうな気がします。
赤と青の二極といえばアトラスファンならLAWとCHAOSを思い浮かべるのは自然なことで、責任・保守的な選択で青、自由・開放的な選択で赤に動く感じにニヤリとしてしまうのも自然なことかもしれません。


夜のバーは大人の社交場

昼間から物語は夜のバーへと移ります。
ここでは情報収集がメインで、キャサリン以外の登場人物である友人や常連達のドラマが垣間見えます。
キャサリンとはメールのやり取りが主。
悪夢パートと密接に絡んでいるだけに各人の話す内容は興味深いものになっています。



…が、マスターと豆知識にほとんど持ってかれている印象すらあるくらい、いい味出してます。マスターと豆知識。


マスターの声は若本規夫さんなんですよ。
人生経験豊富で女性関連でも色々あったらしいナイスミドルで、常連客であるヴィンセントにそういう距離感でちょっと変でちょっと良い話をしてくれるんですよ。
狙っているのか素なのかややくだけた独特の口調が魅力(若本さんなので、というのもありますが)で、話している内容もあってシリアスな笑いを感じる時もあります。
バーではマスターと話すのが一番楽しみだったり。



もうひとつはお酒の豆知識。
PV観て吹いてしまったのですが、システムの説明なんかをしている機械音声が「モヤモヤさまーず2」を思い出させるのですよ。
モヤさまはHOYAサービスの音声合成ソフト「VoiceText」がナレーターなのですが、キャサリンのシステム説明してるのも多分同じだと思います。
多分というか、声も話し方も同じです。
なのでモヤさま観てる身としては妙な感じがして仕方がない。


バーでは酒を飲むことができて、飲み干すと関連した酒の豆知識を唐突にしてくれます。
VoiceTextで。
割と知っている豆知識ではあるんですが、やっぱりモヤさまを思い出してしまって感慨深いものがあります。
モヤさまは面白いよ!


悪夢は懐かしくも歯ごたえのあるアクションパズル

ゲーム性という意味で一番のメインとなるのが悪夢パート。
下から、石を動かして足場を作り、頂上にあるゴールを目指すアクションパズルです。


これがまた難しくてね!
8bit・16bit時代のゲームを彷彿とさせます。


死んではリトライ、その繰り返しで少しずつやり方がわかってきて進んでいく感じ。
ゲームの基本は繰り返し・反復練習だと思うのですが、まさにそういうゲームです。
「メモなんて役に立たない、役に立つのは使って覚えた技だけ」と発言した登場人物がいて、このゲームは本当に作中でテクニックを教えてくれるのですが、後で参照はできません。
とりあえず自分は参照できるかどうか気付いてないレベル。
実践で覚えていくしかない。


しかし、何度もリトライしているうちにスムーズな登り方を見つけて少しずつ上手く登れるようになっていくゲームだと感じました。
イージーだけかもしれませんが、残機が増えるアイテムも頻繁に設置してありますしね。
ハードは昔懐かしの難易度とあっただけに、ハードがファミコン並の難しさなんだろうなぁ。


イージーでひいこら言っていますが、やり直してクリアしていくのは楽しいです。
でもアクションパートに時間がかかるので、物語をサクッと見たいと思った時にはなかなか厳しいかもしれません。




主人公の年齢が32歳、結婚や結婚後の話、仕事の話、と言った物語の内容。
8bit時代を思わせる難易度のゲーム性。
対象ターゲットの年齢層からしてアダルトなゲームだと感じています。
修羅場がどうなっていくのか先が気になって仕方ないので今夜も悪夢に挑んできます。



※追記

大事なことを忘れていました。
沢城キャサリンがエロすぎます。アダルト!
ヴィンセントが朝起きたら隣で寝ているのですが、そこで迫ってくるキャサリンがエロい。
仕草はもちろんのことですが、セリフがエロい。
沢城みゆきファンならこれはヤバイ。