ヨコハマ買い出し紀行(14)
ホッと一息つける癒し系漫画、完結。
アフタヌーン随一の癒し漫画であったヨコハマ買い出し紀行。
12年の連載を経て完結しました。
私が単行本を買い始めたのは6年程前だったと思います。
オビには「コーヒーブレイクのおともに…」とありますが、まさにそれ。
午後のコーヒーブレイク・ティータイムのような雰囲気を纏った作品でした。
ホッと一息つける、そんな和み、癒されるような柔らかい漫画。
どこか郷愁を感じさせる風景が多く、セリフのない風景だけのページに懐かしさを感じる作品で、
作品自体の雰囲気やノリもずっと変わることがありませんでした。
ロボットであるアルファ達と違い、
12年の連載で子供だったタカヒロとマッキは成長していき大人になっていきました。
周囲の風景や地形も変化していき、時間の進行を感じさせます。
会いたくなればいつでも会える関係。
思い出を忘れず、自分の場所はカフェアルファだというアルファ。
変わるものは変わる。
でも変わらないものは変わらない。
そんな当たり前のことを感じさせるとともに、
やはり最後まで優しい懐かしさと胸を締めつけるような切なさを含んだ漫画でした。
漫画は完結しましたが、アルファ達はこれからも変わらず過ごしてゆくことでしょう。
ヨコハマ買い出し紀行 (14) (アフタヌーンKC (1176))
- 作者: 芦奈野ひとし
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/23
- メディア: コミック
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