阿鼻谷先生がいなくとも、溢れ出るこの魅力! - GAMBLE FISH(3)
GAMBLE FISH(3)/山根和俊 原作:青山広美(Amazon)
ギャンブルフィッシュの3巻ですよ!
3巻はアヴィの出番がなくて寂しい。
しかし、アヴィの代わりに萌える男キャラが活躍しています。
五木島ですよ!
五木島は、賭け球専門の裏ビリヤードプレイヤーのハスラーで、ハゲでデブな中年。
必殺ショットは「ゴキブリショット」。まさに、金に群がるゴキブリような男です。
読者に嫌われる要素たっぷりなキャラですが、この漫画はギャンブルフィッシュ。
何故か萌えるんですよ!
黒光りするつぶらな瞳、かなりの修羅場をくぐっているはずなのにやたらと迂闊だったり、杜夢との賭けに負けて「体で支払ってもらうよ」と言われて頬を赤らめたり。
極めつけは、朝比奈に自分の策を破られ、悔しがって帽子を噛むコマ。少女漫画の如く、バックがキラキラしています。何でこんなに可愛く描かれているんだ。
自分の詰めの甘さを杜夢のせいにしたり、杜夢のツキが落ちていると見て裏切り、ツキが戻ったら手のひらを返して戻ってくる厚顔無恥さ。何をするにも金、金の臭いのする方へ流れていく欲望に素直な性格がいい味だしてます。
3巻に収録されているのはビリヤード対決で、対戦相手は世界ジュニアチャンピオンの朝比奈里緒。
獅子堂美華の親友で、2人とも中学生とは思えない艶かしさがあり、20代後半くらいの色気がある気がします。
獅子堂に至っては、作中で「中学生にみえなーい!!!」と言われていて笑ってしまいました。
月夜野さんといい、この漫画の女子中学生は色気がありすぎです。
だが、それがいい。
獅子堂・朝比奈の一番の見所はやはりシャワーシーンでしょう。
「背中を流してあげる」と獅子堂のお尻に手をやる朝比奈。手つきがいやらしい。
触られている獅子堂も過去を振り返りつつ頬を赤らめていて、百合ですよ!
どちらかというとレズよりな色気を感じます。
「百合には少女性が重要」という考え方をするならば、この2人をそう感じたのは中学生らしからぬ20代後半の大人な女性の色気を感じたからかも。
やはりギャンブルフィッシュは、男も女も妙な色気がたっぷりで魅力的な漫画です。
キャラの魅力ばかり書きましたが展開の面白さも大きい漫画で、現在の連載分の阿鼻谷ゼミ戦が熱く、展開の感想についてはそのあたりの話が収録された巻で書きたいと思います。
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GAMBLE FISH 3 (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 青山広美,山根和俊
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/11/08
- メディア: コミック
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