「本棚に輝く一面の花!キュア百合漫画!」な2010百合漫画5選

今年ずっと悶えていたのはハトプリなLITです、こんばんわ。
今年もハトプリももうすぐ終りですね…
もうね、つぼえりが可愛すぎて可愛すぎて幸せです。
二人同時変身シーンはもちろんのこと、ラブラブ天驚拳を彷彿とさせる技もあったり、二人でフォルテッシモしてる姿にハートキャッチされっぱなしでございます。
えりかは人のこと思いやれる良い子に成長したし、良い影響与え合ってますよね。


ハトプリを必要以上に妄想込みで存分に楽しめるのは、日頃から百合漫画に触れて百合脳が鍛えられていたこともあるかもしれません。
今年も沢山の胸がいっぱいになる百合漫画がありました。
その中から5作品選んで、個人的に今年お気に入りの百合漫画としたく思います。

GIRL FRIENDS / 森永みるく

最終巻まで読めて良かった、エピローグで少し先の2人が見れて良かった、そんな作品になりました。
段階的に感情やアプローチなどが進展していく展開が素晴らしいと感じていたのですが、最終巻はここまで愛情が広がっていくのか、と感動したものです。
1カップルを5冊で、友達になる前から片思い、すれ違い、両思い、その先までたっぷりと全てを詰め込んだ感すらある最高峰の百合漫画であると言いたいです。


Girlish Sweet アタシノ彼女 / 竹宮ジン

「ラブフリッカー」とどちらを推すか迷ったのですが、初単行本で長編のこちらを。どちらも大好きな本なんですけどね。
ティアだったかコミケだったかは記憶が定かではないのですが、同人誌に初めて出会って手に取った時から竹宮ジンさんの本は追い続けているので、同人誌の続き物シリーズをまとめて描き下ろしを収録したこの単行本は感慨深いものがあります。
百合姫や同人誌などで読める甘めの短編も大好きなのですが、重さやダークさがある長編も葛藤や心の揺れ動きがより描かれるので好きです。
生涯一百合作家を公言されているだけに、今後の作品にも注目です。楽園での連載も専門誌ではないからこその百合を描いていますし、楽しみは増すばかり。

レンアイ女子課 / 森島明子

森島明子先生の大人百合は至宝です!
職業ものの百合はもっと増えて欲しいと思っているので、会社が舞台のOL百合であるこの連載は待ち望んだものであると断言してしまいます。
色々な経験を経た大人ならではの立ち回りに、大人になっても変わらない感情といったものが大人百合の魅力だと思うのです。
そういう意味合いでも、既刊に収録されている読切のキャラが登場してしかもそれがメインどころ、過去語りあり、関係を進展させる展開ありと魅力全開でした。
ナンバリングされているタイトルなので今後が楽しみすぎる。

星川銀座四丁目 / 玄鉄絢

待望の玄鉄先生の新刊。
とてもじゃないけれど子育てを任せれる両親ではなかった親を持ってしまっていた、そんな子を引き取った教師との同棲百合。
開始時点では教師と小学6年という年齢差があり、それでも”同棲”と表現したくなる百合です。
年の差カプは素晴らしいものであり、さらには年上の先生がしっかりしたお姉さんタイプでもなく、年下の乙女のがしっかり者なので、乙女×湊となるのが目に見えて自然なのでもうニヤけてなりませんね。
完全に新婚カプ風味で初期からそれっぽい扱われ方をしてるのも良いです。わかってらsっしゃる。


くちびるに透けたオレンジ / ロクロイチ

とてつもなく切ない…。
収録されているのは携帯配信されていた表題作とWildroseの短編2本なので、もちろんのこと性描写があるのですが、好きな人を想い悩む感情が純粋だから透明感を感じます。
表題作なんかは、ともすれば病的な同化願望にも見えるくらいの、好きな人に触れたい気持ちと、他の人のように話しかけて貰えない/気軽に話しかけれないといった、拒絶されたり失くしてしまうかもしれない恐怖に揺れる恋心が良い百合でした。
夕日とオレンジを絡めた、想い人が特別に見えている描写が印象的。