【ネタバレあり】プリキュアオールスターズNewStage2は友情の物語!
映画ASNS2観て来ました。
面白かった!
泣いた、何度も泣いた!
物足りないと感じる部分はもちろんあったのですが、NSも2作目ということで事前の心構えはできていて、そこは特に問題でにはなりませんでした。
ネタバレ含むので、折りたたみ。
CMでも謳っているように、”プリキュア学校”が舞台で、”プリキュア教科書”によって対策を取ってくる敵にプリキュアが苦戦を強いられる、というのが基本的なストーリー。
「格ゲーはキャラ対策が命!」というのを思い出しました。
相手を知っていれば落ち着いて対処できるし、有効な手段も取れる。
それだけに初見の技というのは対応し難いわけで、ドキドキプリキュアの面々が活躍する流れは自然で必然。
主人公はプリキュアじゃない
ASNS1を観た時にも思ったのですが、NSシリーズは話のキーとなるキャラはプリキュアではありません。
実質的な主人公はゲストキャラでプリキュア達は彼らを助ける、まさに”伝説の戦士”と呼ぶにふさわしい立ち位置といえます。
特に今回は”プリキュアに憧れる妖精の学校”という設定なので、まさしく憧れの存在としての描かれているといえるでしょう。
人数が多くなっていくプリキュアオールスターズだけに、実質的な主人公がプリキュアではない作り方は上手い。
今回の主人公はプリキュア学校にあって、認められたいという気持ちが強く周りに馴染めていないグレルと、引っ込み思案すぎて周りに話しかけられないエンエンの二人。
「プリキュアがなんぼのもんじゃい!変身できなきゃ、ただの女の子じゃないか!」というグレルが生んでしまった、彼の影がプリキュアに立ちふさがるわけですね。
徐々に「とんでもないことをしてしまった」と気付くグレルと、泣くだけで何もできなかったエンエンが、勇気を出して困難に立ち向かい友情を深めていく。
このメインストーリーに、プリキュアの活躍が絡んでドラマを生んでいきます。
マナ達に出会って、自身のない自分を隠すようにフードで顔を隠していたエンエンが、フードを取り去るところから、彼らも奮闘を始めます。
その道中でピンチを迎えて「悪いのは俺だ。俺なんて見捨てろ」というグレルに、エンエンが本音をぶつけるところはベタだけど泣きました。
ド直球ストレートな友情ものだけに、シンプルでわかりやすく、子供向け作品の友情描写かくあるべきだと思ったものです。
その展開があったからこそ、後に来るパッションとビートとのやり取りが本当に胸に沁みる!
悪いことをしてしまったグレルに対する接し方として、彼女達二人を持ってくるとは素晴らしい。
個人的に最大の見せ場だと感じました。
これは本当に良かった。
バトンタッチとしてのオールスターズ
新しいシリーズが始まって間もない時期にやるオールスターズ映画。
バトンタッチの意味合いももちろんあります。
主人公はプリキュアじゃないと言いましたが、それはメインストーリー面での話で、ヴィジュアル面ではやはりプリキュアの活躍が見たい!
人数的にそろそろ全員の活躍は厳しいのか、NSでは直近4シリーズのプリキュア以外はセリフがない程で、実質的にストーリーに絡むのは直近2シリーズ。
新旧交代の意味合いも込められていました。
今回も新旧プリキュアのバトンタッチ的な側面は強く、プリキュア達の主人公ポジションはもちろんドキドキプリキュア。
ここが少し残念ポイントのひとつで、序盤でのスマイル組の活躍が残念な感じであったのは残念。(残念を使いすぎ
プリキュア教科書により先輩プリキュアが戦えなくされている状態なので仕方ないといえば仕方ないのですが、対策を取られて切り返せない、「プリキュアがやられちゃった!ピンチ!」という役どころになってしまっていたから。
しかし、みゆきの先輩らしさ、心の強さを感じられる演出は良かったですし、後半のドキドキ組との共闘はカッコ良かったですね。
えりか大活躍っしゅ!
NS1で全員にセリフがあったわけではないので、今回もそういう形式なんだろうなぁ、と心構えをしていました。
そしてその通りでした。
が、かなり変則的でした。
CMでのなぎほののカットから「おおっ!?」と思い、MH組のセリフを期待していて、その通り、踏ん張るブラックのカットに熱くなって、実際に観て泣いた程。
ブラック&ホワイトの活躍が久しぶりに観れて、胸が熱くなりました。
敵の「プリキュアに変身できないよう、プリキュアと妖精・変身アイテムを引き離す」という策に対する演出として、パートナーとしての絆が強い、なぎさ&メップルとほのか&ミップルにスポットを当てた形なんだと思います。
これは嬉しい演出。
ひかりもセリフありですが、ポルンにはないのが気になった所ではありました。
そしてえりか。
公式サイトではたまにこっちを向いていたり、告知ポスターでもこっちを向いていたり、公開前かららしい存在感を放っていた彼女。
CMでのポーズも彼女らしく、プリキュアシリーズにおいてやっぱり良い意味で異端なプリキュアだったんだと再確認させられました。
本編でもそのえりからしさは全開。
動けないようにさせられているカットでは、一人だけ倒れていて、アレは明らかに浮いていた。
MH・スマイル・ドキドキ組しかセリフがなかったので、もしや…と思わせておいてのブロマリのターン!
いきなりカッコイイとはとても言えない、マリンの魅力全開。
テンション高く、それでいて不快に思わせない彼女らしい、ピンチでみんな(妖精学校の妖精達と、劇場の視聴者)が暗くなってしまっていた気持ちを吹き飛ばす明るさ!
ピンチの時こそスマイルですよね。
まさか新技が出るとは思わなかったし、ブルーフォルテウェイブのカットが新規カットだった気がしたのだけど、久しぶりに観たから覚えていなかったせいでしょうか。(うろ覚え
最後の最後も期待通りやってくれたし!
最後といえば、エンディングのダンスはやはりゆりさんを探してしまうのはデフォ。
それにしてもあの人数のダンスは圧巻。
歌っていたのはドキドキ組だけだったような気がしたのだけど、また観に行った時に確認しよう。
3Dシアターまたやって欲しいなぁ。
つぼみとえりかはセリフあるのですが、いつきとゆりさんはありません。
そして前述の通り、グレルとエンエンに声をかける場面のあったせっちゃんとエレンはセリフありますが、他のフレッシュ・スイート組にはありません。
いや、タルトはんにはあります。
妖精や小さなお友達に対する説明役としての彼には。
つまり、新旧プリキュアと物語上重要な演出に絡むキャラ、そして作品を回すのに上手く動いてくれるキャラにセリフがあると感じました。
そこからNSはやはり”プリキュアではない主人公の物語”だと感じましたし、テーマに合わせて既存シリーズのキャラを上手く活かして構成していくのかなと思いました。
今後もNSが続くとしたら、かなりの選択を作り手はしていかなくてはならないものになりそうだとも感じたものです。
誰をどう使うか、各キャラにファンがいるんですもの。
えりかやタルトが使いやすそうなキャラではあるけれど、シリーズ重ねるとしたら彼女らにばかり頼ってはいられないですし。
次の映画はドキドキプリキュアが10月。
ASNS3の発表があるとしたらその時ですね。
あと2枚前売り券あるので、またASNS2楽しんできます。
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