4月20日のポートフォリオと、高配当タバコ株の下落
米国株式市場は4月20日、
【NYダウ】24,462.94
【S&P500】2,670.14
【NASDAQ】7,146.13
で今週の取引を終えました。
為替や10年債利回りは以下の通りです。
週末、スマホ需要減との見通しからアップルや半導体関連企業の株価が下落しまました。
また、予想を下回る決算内容や債券利回りの上昇などから高配当消費財株が下落しました。
自信を持てる銘柄や戦略の見直しをするタイミングなのかも
タバコの世界での売上減が嫌気されたフィリップ・モリス【PM】は決算後に15.6%暴落となりました。
フィリップ・モリスはマルボロやラークなどのブランドを米国以外で販売している企業です。
米国ではアルトリア・グループ【MO】が販売しています。
フィリップ・モリスの決算からアルトリアやブリティッシュ・アメリカン・タバコやJTの株価も下落しています。
4月20日付けの弊ポートフォリオです。
アルトリアが-12.14%の含み損になりました。
ちなみに現在の利回りは4.84%です。
個人的に長期投資ならば10%程度の含み損は、短期的には別に気にするものではありません。
が、先日個別株からETF中心の投資に切り替えていこうと考え、その中でもアルトリア株を早めに手放したいと思っていたところでの今回の下落でした。
ETF中心の投資にするに当って、アルトリア株を早めに手放したいと考えている理由が、自分が非喫煙者だというのもあります。
事業投資が限定的で済むビジネスモデルで安定的な収益が見込める高配当株で、長期投資の妙味があると納得して投資した銘柄です。
世界的に喫煙者の数が減っていく傾向があるものの、中毒性がある為に値上げが比較的しやすいビジネスだというのも投資理由のひとつです。
しかしながら、自分の投資方針や戦略を変えようと考えが変わると、自分が非喫煙者で将来的に需要減になる見込みという点に引っかかりを覚えるものです。
人間心理というのは厄介ですね。
今回のタバコ株の下落で、特に長期投資の場合は未来のことは誰にもわからない中で経済成長や安定的な配当を信じて投資するので、投資する銘柄には信念を覚悟が必要だと感じました。
自分の中で保有銘柄に対する疑義が生じてしまうとストレスになりますし、そうなった時が手放すタイミンなのかもしれません。
そういう意味でも特定銘柄によらない分散がされ、国や地域、セクターに投資するインデクス投資は理にかなっていますね。
ETF中心のポートフォリオを考えていたところでの、高配当株の定番とされるタバコ株の下落で、投資戦略をさらに色々と考えるキッカケになっています。
ディフェンシブとされる高配当銘柄よりも、中配当で株価成長が見込める銘柄・ETFでポートフォリオを組もうかな、とかですね。