6月2日のポートフォリオとハイテクPFでリスクに備える!

米国株式市場は6月1日、

【NYダウ】24,635.21
【S&P500】2,734.62
NASDAQ】7,554.33

で今週の取引を終えました。


為替や10年債利回りは以下の通りです。

ドル円】109.53
【10年債利回り】2.90
WTI原油先物】65.72
【VIX恐怖指数】13.46


今週はイタリア政局不安で下落の翌日に懸念後退で上昇、猶予期間が設けられていた米国による一部の国への鉄鋼・アルミ関税の発動表明で下落、翌日に強い雇用統計で上昇と、上下動が激しい一週間でした。

貿易摩擦懸念が根強いものの、米朝首脳会談は予定通りの日程で開催の運びとなり、今後もトランプ大統領絡みの材料には事欠きそうにありませんね。


リスクイベントに備えてキャッシュ比率を高めに

5月の中旬頃から、6月のFOMCでの利上げが確実視されていることからその前に株数を減らしておく計画で、また、ドル円も円安基調で進むならば円評価額は上がると予想、2~3週間の間に売却する計画で決済銘柄を新規購入に動きました。


ポートフォリオを動かし始めてから色々な材料があり、円安予想は外れましたが、イタリアの懸念が後退した30日に当初の予定通り株数を減らすべく、AMZN・NVDA・NFLX以外の銘柄を売却しました。

米国の鉄鋼・アルミ関税の猶予期間が終わって6月1日に発動されるものの、「発動されたら報復措置を取る」と表明していたEUとの交渉が進んでいるニュースを見受けられなかったので、市場は下落すると考えてのことです。


実際、下落で反応したので売却タイミングとしては正解だったと思うのですが、指数に比べてハイテク銘柄の底堅いこと!
イタリア国債利回り急騰時にも持ち株のハイテク銘柄と決済銘柄は底堅かったですし、Amazonに至っては上昇で引けるディフェンシブさ。


リセッションを意識してキャッシュ比率を多めにしたまま動かさないでいようと思っていたのですが、雇用統計の強さと新興国南欧の情勢から利上げペースは緩やかになる見方も多くなってきました。
なので、いずれドル資産を引き上げようと考えていた楽天証券のドル余力で、昨夜エヌビディアを買い増ししました。

株数を減らした結果、ハイテク偏重のポートフォリオに変化


結果、今週末の弊ポートフォリオはこんな感じに。

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エヌビディアが保有比率トップになりました。
リスク資産の60%弱がエヌビディアとAmazonという構成です。
グラフはリスク資産をドル換算して計上しているので載っていませんが、円余力を含めたキャッシュポジションは65%程度になりました。(週末の市況を考えると、少々チキンすぎる気はします…)



週末のハイテク銘柄の上昇率は、保有銘柄で言えばエヌビディア+2.15%、ネットフリックス+2.36%と凄まじく、底堅い一方で含み益を伸ばしていければ最強にディフェンシブ銘柄だと感じる昨今です。

新興国通貨安、イタリア国債利回り上昇なんかは、米国の金融引き締めの影響が回り回って顕在化してきたものだと考えて、それでキャッシュポジションを増やしています。
ですが、FRBの利上げペースが緩やかになるのであれば、ハイテク銘柄偏重のポートフォリオで下落に備えるのも一考だと感じ始めています。

いつリセッション入りするのか分からないので出口も考えておかなければ…と思いつつ、この株価の動きだとなかなか難しい判断になりそうですね。



ちなみに昨夜のAmazonは+0.73%、アルファベット(Google)+3.18%、フェイスブック*1.15%のFANGに比べて、Twitter+5.62%と、ここ数日のTwitterの強さが異常です。
何か材料があったのだろうか…