6月17日のポートフォリオと米国債長短金利差

米国株式市場は6月15日、

【NYダウ】25,090.48
【S&P500】2,779.66
NASDAQ】7,746.38

で今週の取引を終えました。


為替や10年債利回りは以下の通りです。

ドル円】110.66
【10年債利回り】2.92
WTI原油先物】64.32
【VIX恐怖指数】11.98


今週は経済に影響の大きいイベント目白押しな週で、個人的には実生活の方も忙しかったせいで正直、週初の記憶が曖昧になっていますw


金融引き締め局面、注意すべきは米国長短金利差か

米朝首脳会談は何事もなく終わり、本当に中身がほとんどなく、地政学的リスクが後退しつつ利を得たのは北の方だよなぁ…という感じ。
あとは中国にも利があった会談だったという見方で、米朝首脳会談を終えたので米国による対中関税の話が再燃という流れのようで。
貿易摩擦の懸念は米中に留まらないので注視が必要だと思っています。


FOMCに関しては今年4回の利上げの方向になり、米国経済が伸びていることからFRBは利上げペースを緩める気はなさそうですね。
やろうと思えば5回の利上げも可能だという意見も目にします。
FOMC後の10年債利回りは2.9%台と、利上げが実施される前と変わらない水準なので国債に資金が流れたのかな?というところ。


ECBは年内は緩和、来年から金融引き締めという方針で、直ちに利上げするわけではないということがマーケットの安心感に繋がった、という見方のようですね。
来年は欧米が金融引き締めとなるので、年内に株式の比率を下げる方が良さそうだと思いました。



現在の自分の持ち株がAMZNのみで、少し前までの持ち株もNASDAQのみだったので、今週は感覚的に上昇している認識だったのですが、ダウは今週4日続落だったんですよね。

今の相場でも上昇するハイテクセクターの強さを再認識するとともに、NASDAQ中心で見ている自分にも気付いたので、これはもう少しマーケット全体を見ないと危ないかもしれない、と思ったものです。

まぁ、S&P500も上げてた日にもダウは貿易摩擦懸念で下げていて、ボーイングキャタピラーの影響の大きさも再認識したのですが。



ここまでが金曜の朝~夕方くらいまでの自分の考えだったはずです。
ECBの政策金利発表が木曜にあり、起きたらマーケットはプラスで反応していました。

「この感じならもう少し株を買い足しても良いかも、NVDA買い直そうかな…」

と考えながら、仕事から帰宅して先物を見たらダウ-100超で何事かと調べたら、アジア時間に米債の長短金利差が36.18ベーシスポイントまでフラット化していたとのこと。

焦点:米国での逆イールドに現実味、冷え込む日本勢の米債投資 https://reut.rs/2JQbLrM


逆イールドはリセッションの前触れで、年末に逆イールドの可能性も出てきたという記事です。


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どこかでリセッションしてもおかしくない景気の最終局面で、それを受けて現状の自分としては割と悲観的になってるので、こういう記事には反応してビビってしまいます。
どの水準までフラット化するとマーケットがどの程度動揺するのかわかってないので、早めに降りる方がベターかなぁ…と思いまして、金曜は株を買わずに朝まで寝ました。


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なので、今週のポートフォリオの米国株は特に変化なしです。
今後どう自分は動こうか、情報収集しながらそれを考えて売買しようと思います。